シャサーニュの1級の中では、ボディが極めて大きいヴィデ・ブルスは別名「プティ・バタール」とも呼ばれています。手頃で、若いうちからも楽しめ、僅か4人の所有者の為、秘蔵畑ともいわれています!
全体で1.3243ha程しかない小さな区画。バタール・モンラッシェから斜面を下った続きにある。畑全体は矢尻の形をしており、矢の先は下に広がる村名畑と隣接している。トマ・モレの他にマルク・コラン、フェルナン・ピヨ、ガブリエル・ジョアールが所有している。
ジャスパー・モリスMW著 ブルゴーニュワイン大全によると、土質は比較的重いが、小石が非常にある為、水はけに優れ、ワインに繊細なニュアンスが出る。シャサーニュの1級の中では、ボディが極めて大きい。色々な面で、「プティ・バタール」であり、飲み頃もバタールよりも早いと記述されている。
■2018ヴィンテージについて■
AMZ 営業担当 訪問レポート 2019年9月3日
当主に迎えていただき、お話を伺い、2018年の試飲をさせて頂いた。2018年は8月28日に収穫をおこなった。ヴィンテージの特徴は猛暑があったけど雨の降るタイミングが良かったそうで最高に良く出来たそう。2018年はピュアでそれぞれのテロワールの個性が出ているそう。自身は2017年より2018年の方が好みだそう。試飲を始めて驚いたのはどのキュヴェも酸が非常に綺麗で洗練された印象を受けた。綺麗な酸の理由を問うたところ収穫のタイミングを見極めたから。とのこと。ACブルゴーニュ シャルドネは2022年くらいから飲んでもらいたいそう。
CHASSAGNE MONTRACHET 1ER CRU VIDE BOURSE 2018
重厚感があり、ゆったりとしたストラクチャー。豊かな果実味があり、完熟リンゴ、タルトタタン、バニラ、カソナード、蜜などの印象。
トマモレの訪問を終えて、やはりトマモレが大人気である理由が分かった。2018年という日照量に恵まれた年だが、過熟感はまったくなく、極めて上質でエレガント。超豊作年だったらしく、1982年以来の収量とのこと。例年50hlのところ、2018年は55hl。入荷が非常に楽しみ。
Domaine THOMAS MOREYトマ・モレトマモレ トーマス・モレ トーマスモレ